消えた1300億円！

アメリカに本社がある「ＭＲＩインターナショナル」が、顧客から預かった約1365億円の資産を消失させた疑いが浮上しています。同社は年6.0〜8.5％の高利回りをうたって、富裕層の顧客から大量の資金を募っていたそうです。ハッキリ言って、またか・・・という感じですね。。

2年前に4300億の負債（被害者73,000人）で破産した安愚楽牧場、さらに昨年はＡＩＪ投資顧問が年金基金から預かった1485億円の大半を消失させて、社長らが詐欺罪で起訴されています。そして今回は、約8700人から計約1300億円の資金を預かっており、そのほとんどが消失しているとのこと。単純計算で一人平均1500万円ですか・・・。

「うまい話には裏がある」とよく言われますが、何故にこんな大勢の方たちが騙されてしまうのでしょうか？それには巧みな宣伝戦略が絡んでいます。あのＡＩＪ投資顧問も様々な虚偽の資料で宣伝を繰り返し、安愚楽牧場に至っては、民主党代表の海江田万里氏まで宣伝に加担していたと言われています。

今回も同社の「ＶＩＭＯ」という会報誌には、人気歌舞伎俳優の市川染五郎さん、アルピニストの野口健さん、雅楽奏者の東儀秀樹さん、元宇宙飛行士の毛利衛さん、バレリーナの草刈民代さん、など、数多くの有名人が表紙を飾っていたらしいです。

有名人の皆さんも悪気はなかったはずですし、勝手に利用された形になって迷惑だとは思いますが、それ以上にそれらの記事に乗せられて信用してしまった人たちが本当に可愛そうです。